R Antiques

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鈴木信太郎 買取させていただきました

04 .29 .2022

鎌倉の骨董屋R antiquesです。

鈴木信太郎の絵画、葉山在住のお客様から
買取りさせていただきました!

 

鮮やかで気持ちが明るくなるような色使い、
おおらかな童心を思い出すようなタッチ、
親しみの持てる雰囲気が溢れる静物画。

毎日の身近な暮らしの中で
そっと部屋にかけておきたくなるような…

そんな絵を描いたのが
今回紹介する洋画家 鈴木信太郎です。

時代で言うと戦前から戦後にかけて、
二科会を中心に作品を発表し、
その後一陽会を創立するなど、
昭和の洋画壇で活躍した
人気の高い画家のひとりです。

そんな彼はは1895年に
八王子の生糸業を営む裕福な家庭に生まれます。

ですが幼少期に患った病によって
まだ若く早い時期から左半身が不自由になります。

そんな生い立ちの中で両親からの勧めもあり、
絵画の道を歩みだしました。

15歳で黒田清輝の主宰する
白馬会洋画研究所に入所。

二科展に作品を発表し続けて徐々に頭角を現します。

終生杖や車椅子を必要とする生活を余儀なくされながらも
奈良、長崎、北海道、伊豆など
全国各地を歩き回り制作を行い、
生涯を通じて多くの風景画を生み出しました。

画家として研鑽を深めていき、
1955年には二科会を脱会、
高岡徳太郎や、
前回のお知らせでも紹介した野間仁根とも活躍、
一陽会を創設します。
彼らは同時代を共に活躍していたんですね!

その後も油絵以外にも、
本の装幀や挿絵なども手掛け
生涯制作活動を続けます。

学芸大近くの老舗洋菓子屋 マッターホーンをはじめ
西荻窪のこけし屋、長崎銘菓クルスなど
愛らしいお菓子パッケージたちは
それだけで思わず飾ってしまう
愛らしさ満点のものばかり!◎

今回の静物画も
決して派手ではないのに
みていると心地よく気持ちが前向くようで、

みずみずしい果物の色遣いも
彼の豊かな色彩感が良く出ています。

そんな彼の筆遣いが
なんとも愛おしく感じる一枚でした^^

 

 

R antiques では
鈴木信太郎の作品、買取りいたします。

鎌倉、逗子、葉山、藤沢、辻堂、茅ヶ崎、平塚、大磯、小田原などの地域の骨董品の買い取りも行っております。

何かございましたらお気軽にご相談ください。

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